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ドン亀スプリンター
第1章 早朝の出会い
 鮮やかなオレンジ色のシューズ。
 少し太めだが健康的に日焼けしている生足。
 紺色のブルマー(?)はかなり際どいハイレグだ。
 腰骨から肋骨の下までガッツリと露呈した平らな腹。
 その上に申し訳程度に胸部を隠す紺色のタンクトップ。
 
 競技場で見るぶんには良いのだろうがこんな場所で見るにはなかなか刺激的な格好だ。
 普通の男ならすぐに視線を逸らすのだろうが生憎俺はそんなにデリケートには出来ていない。
 ねちっこく何往復も視線を這わせる。
 「あ、あのぉ。」
 無遠慮に視姦されて気を悪くしたのか少女の声が少し震えているが気にしない。
 おっと!ハイレグの股から黒く太い毛が一本顔を出してる。
 眼福眼福。
 「こら吠えるな馬鹿犬!ごめんな。お嬢ちゃんが可愛いから興奮して吠えてんだよ。」
 適当な事を言いながら少女の顔を見る。
 短く刈上げた黒髪。
 瓜実顔にクリクリした大きな瞳。
 すっと通った鼻筋に小さな唇。
 こりゃ男子より女子からもてそうだな。
 格好可愛い顔の頬が赤く染まっているのは怒りのせいか、羞恥のせいか?
 「こんな朝早くから自主トレかい?大変だね。」
 「い、いえ。」
 「じゃ、頑張ってね。」
 軽く手を振ってやるとペコリと一礼して走りだす。
 へっ?
 なんだあれは?
 スタイルと格好から颯爽と走り去るのを想像していたのに
 ドタドタドタドタ
 大地を響かせややがに股気味の走り。
 お、遅い。
 運動皆無と言われた俺から見てもかなり遅い。
 絶対レギュラーじゃないだろう。
 まあ、あれだけ足が遅いからこその自主トレなのかもしれないな。
 それにしてもこんな茂みの奥で何やってたんだ?
 ふと湧いて出た好奇心。
 身体は素直だ。
 のっそりと立ち上がり少女が出てきた茂みの中に向かう。
 茂みの先は少し拓けたスペースがあった。
 そこにレジャーシートが広げられ皮製の通学鞄とスポーツバックが並んで鎮座しその横に揃えられたエナメルのローファー、丁寧に畳まれた紺色のスカートとセーラー服。
 成る程。
 ここで着替えてたのか。
 ん?
 着替え?
 人目はないとはいえこんな野外で?
 大胆と言うか天真爛漫と言うか。
 それにこんな所に置きっぱなしにしてると泥棒さんな制服盗られちゃうぞ。
 ニヤニヤしながら一番上に置かれた深紅のリボンに触ってみる。
 
 
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