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ドン亀スプリンター
第5章 母娘丼?
 が、余計な心配だった。
 頬を打たれた依子はガクガクと震えると土下座して平蜘蛛みたいに這いつくばった。
 床に額を擦り付けていては俺が何をしていても見えはしない。
 「申し訳ございません。どうか依子の恥ずかしい写真を投稿するのはお許しください。」
 なかなか堂に入った土下座だ。
 かなりやり慣れている。
 「どうしようかな。・・・そうだ、足でも舐めてくれたら考えてやってもいいぞ。」
 飲みさしのコップが置かれているテーブルに腰を下ろすと這いつくばっる依子の頭を踏みつける。
 「どうする?舐める?釦を押す?」
 念押しの脅迫に依子が口を開いたのは5秒後だった。
 「失礼します。」
 呟くと頭を押さえている足を両手で恭しく持ち上げる。
 ズボンの裾を脹脛まで捲りあげる。
 「ハアァ。」
 ついた溜め息が妙に艶っぽい。
 脛毛に熱い息が掛かったかと思えば依子は靴下の口ゴムを歯で挟むとそのまま引き下ろしだす。
 おいおい。
 写真からかなりのマゾだとは思っていたがここまでやるのかよ。
 感心してる間に右足が裸足になる。
 いかん。いかん。
 ボ~っとしてる場合じゃない。
 急いでスマホのカメラを起動させ録画を始める。
 依子は裸足になった左足に一度頬擦りすると口を開き小指を咥えると根元から舌を這わせる。
 何度も何度も舌を絡め指股の汚れを丹念に舐めとりヒョットコみたいに頬をすぼませ吸う。まるで爪の垢すら吸い取らんばかりの勢いだ。
 小指が終われば次は薬指だ。
 時間を掛けて親指まで舐め終わると今度は大きく舌を出して踵から指先に向かってベロリと舐め上げる。
 「くっ!」
 あまりの擽ったさに反射的に動いた足が依子の頬に当たる。
 「アァ~ン」
 足蹴にされたというのに嬉しそうに鼻を鳴らすとその脚に幾度もキスを繰り返す。
 両足への奉仕が終わるのに10分近くかかった。
 俺の足はもはや唾液でベトベトだ。
 「いかがでしょうか。」
 平伏したまま問い掛ける。
 「そうだな。写真を投稿するのは止めよう。」
 「ありがとうございます!」
 上げた依子の顔がパッと輝く。
 「代わりに今撮った足舐め動画を投稿するか。」
 「そ、そんな。」
 口では非難しながら何故か口元はだらしなく緩んでいる。
 「なんだ?文句があるなら写真も一緒に投稿しようか?」
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