この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ドン亀スプリンター
第6章 一年の計は
 バッシーン!
 「ヒィッ~~~!じゅ、十一回です。」
 心優しい俺の十一回目の鞭打ちは尻ではなく太股に打ち下ろされた。
 右の太股が赤く染まる。
 今度は鞭を左肩の上に振りかぶり斜め下に振り下ろす。
 「十二回です。」
 これで左右の腫れ方が同じになった。
 十三回目は右の脹脛、十四回目は左の脹脛。十五回目は背中に打ち下ろす。
 「依子。あと何回だ?」
 「ご、五回でございます。ご主人様。」
 「そうか。しっかり数えろよ。」
 バッシーン!
 再び尻を打つ。
 「十ろ」
 バッシーン!
 六と言い終わる前に手首を返し次の鞭を入れる。
 「アァ~ン!」
 絶望に染まった悲鳴。
 数を数え損ねる。
 それが意味するのは。
 「初めからやり直しだな。」
 「も、申し訳ございません。数も数えれない不出来な奴隷にもう一度鞭を下さい。」
 膝をガクガクさせながらも苦しい姿勢を固持して次なる打擲を待つ姿は奴隷として非常に好ましい。
 これで絨毯を溢れる愛液で濡らしてなければ完璧だったのだが根っからのマゾにそれを求めるのは真夜中に太陽に昇れと命令するのと同じくらい無駄で空しい事だ。
 「いい心掛けだ。それに免じて後五回で許してやろう。」
 「あ、ありがとうございます。」
 おや?今礼なんて言っていいのかな?
 「腕が疲れた。宣子!代われ!」
 「ヒィッ!」
 依子は短く息を呑み
 「はぁ~い!」
 宣子は明るく返事する。
 言うまでもないが俺の鞭打ちはこれでもかなり手加減を加えている。
 が、宣子にそんな気は毛頭ない。
 バラ鞭の代わりにスーツケースから卓球のラケットを二回り大きくしたようなパドルを取り出す。
 「ママ、お尻と背中どっちがいい?」
 「せ、背中に、背中に、お願いします。」
 腹を痛めて産んだ我が子に鞭で打ってくれと敬語で頼む母親とそれを聞いて冷徹残酷な笑みを浮かべる娘。
 「いくよ!」
 ビュン!
 風を切って振り下ろされたパドルは真っ赤な尻臀に着弾する。
 「ヒィッ~~!い、一回です。」
 結局五回とも尻にパドルを受けた依子はお仕置きから解放されるとその場に腰砕けになるが尻が床に着いた途端弾かれるようにうつ伏せに倒れる。
 まああれだけ腫れ爛れた尻を絨毯で擦ったのだ。仕方あるまい。
/59ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ