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堕つッ!(おつ)
第2章 憑く〜つく〜
奥さんはこっちを向くと両肩を窄ませて背中を丸めて
凄い形相で睨みを聞かせていた。
《…アレはヤバいな。この部屋、何か憑いてるな》
その瞬間に…フゥ…と力が抜けて床に倒れ込む。
気のせいだったか。奥さんも相当疲れてるみたいだし。
奥さんを寝かせると、妹さんに電話をして来てもらった。
先日、妹さんに何かあったらと連絡先を聞いていた。
しばらくして…ピンポーン!
先程は姉がお世話になりました。
あ、どうぞ入ってください。と妹さんを部屋に促がしてみた。
立ち話もなんですから
しかし、妹さんは
あ、ここでいいです。お礼だけ言いたくて。
失礼しますね。
そういうとそそくさと引き下がった。
さすがにあまり知らない男の部屋になんて、女一人で入らないか…
少しがっかりしたが仕方ない。
仕事にでも行くかな…
今日は週一の出勤日だった。
出勤時間はフレックスタイム制のため、自分で自由に決められている。
最近ではそういう企業も増えていると聞いている。
この国は海外に比べて数年から10年は遅れている。
ようやく追いついてきたと思えば、海外ではその先をいっているくらいだ。
出勤時もスーツなど着ないでラフで動きやすい格好で出勤している。
ん?あれ…あれは…奥さん?まさかな
こんなとこにいるはずもないし、しかもあんなオヤジと。
奥さんは前みたいに髪型がショートボブじゃなくなってから、後ろから見たら誰か見分けがつかなくなったからなぁ。
みんな周りはマスクしてるし。
奥さんらしい女性はホテル街へと姿を消していった。
こんな真っ昼間から?
やっぱり違うな。
奥さんは外出は全くしないし。
しかし、似ていたなぁ。ま、いいか。
出社と言っても提出する書類を届ける事と顔を見せることくらいで、帰宅時間も自分で決めていいので、自分はすぐに小一時間で会社をあとにする。
何だか胸騒ぎもするし、帰るか。
奥さんも心配だしな。…って人の妻じゃないかよ。
何で俺が心配するだ。
急いで帰宅するやはり奥さんが玄関先で待っていた。
やはり震えている。
ど、どうしたんです?
ま、またなの…もう何がなんだか…
家中からカタカタと音がして…
ちょっと僕が見てみますよ。待っててください。
男はそっとドアを開けて中を覗いて入っていった。
…ど、どうです?
何ともありませんけどね。ほら
奥さんはちらっと覗いてみて、ホッと胸を撫で下ろす。
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