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汚されたリクルートスーツ
第2章 悪夢の研究室

「ギブアンドテイク。社会では当たり前のことだよ。僕は谷村さんの就活の手助けをする、谷村さんもそれなりに対価を差し出さないとね。この先は言わなくてもわかるよね?」
さっきまで優しく励ましてくれてたのに…
「そんな……」
「できないならいいよ。君じゃない誰かを推薦するだけだから」
そう吐き捨てるように言うと、教授は体をソファから起き上がり再びもとの椅子に戻ろうとする。
ひどい…こんなの…
でも、いまこの推薦がなくなったら…いまだけ我慢すれば…ついさっき襲われそうになったのにこんなことを考えている自分がイヤになる。
でも……。
「…ごめんなさい…まってください……」
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