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教師から性暴力 「明日の来ない」女子生徒の後悔と現実
第3章 警察に「これは事件です」と言われ、行動
反応のないメディアであったが、毎日のように教師による生徒への体罰と呼ばれる暴行傷害事件が報道され、中には生徒を無理やり自殺に追い込む事件もあり、千恵美さんはやや方向を変えた行動を起こす。
筆者は「加害教師×被害生徒=無罪という方程式は何故成り立つのか?」というタイトルで筆者はコラムを投稿。
千恵美さんからメールが届いた。
次のような書き出しだった。
「ネットで記事を拝見しました。今回の記事とは学校、教師生徒で共通するのでをメールさせて頂きます」
次の日に千恵美さんと対面した。
初めて会う千恵美さんは、緊張と不安で落ち着かない様子ではあったが、被害に関する分厚い資料を持参し、必死に語った。
「毎日毎日、1年間で生徒に対する加害で毎年800人以上の教員が逮捕されます。ですが、逆に生徒が命を落とす事件になると学校が必死で殺人教師を守ります。私自身がAから性的暴行を何度も何度も受け、在校生もその被害を受けています。でも、事件化になると事実を隠します。私の中学当時のことを知る立場の人には都合の悪い話なので、ずっと誰も聞いてくれない、認めてくれないという状況でした」
千恵美さんはそれ以降、様々な媒体の求めに応じ、証言してきた。
他の被害者たちの告発と相まって、教員による暴力を許してはならないという世論が高まり、20××年11月には「暴行教員対策法」が成立した。
一方で、千恵美さんには、公的機関に事件を認定してもらうことが自身にとって最終的な解決になるという思いがあった。
ただ、民事裁判で一般的な損害賠償請求は、不法行為から10年で損害賠償請求権が消滅する「除斥期間」がネックとなって、弁護士に相談しても難しいと断られ続けていた。
だが、ある弁護士は事件化は危険と警鐘した。
これは千恵美さんが性行為に同意していた事実と、在校生のアンケートに偽りなく性交渉があったことが記載されているが、女子生徒が同意年齢以上でかつ同意の上に性交をAとしていること。誰も強姦されたと記載していないこと。
千恵美さんがAから公平とは言えない、進路指導を受けていたこと。事実、強豪私立高校に推薦で合格していること。
休日の送迎を断らなかったこと。
Aから膣内射精される際に「出すぞ!」申告後に了承し、抵抗せずにAの精子を子宮内で受け止めたことなど。
筆者は「加害教師×被害生徒=無罪という方程式は何故成り立つのか?」というタイトルで筆者はコラムを投稿。
千恵美さんからメールが届いた。
次のような書き出しだった。
「ネットで記事を拝見しました。今回の記事とは学校、教師生徒で共通するのでをメールさせて頂きます」
次の日に千恵美さんと対面した。
初めて会う千恵美さんは、緊張と不安で落ち着かない様子ではあったが、被害に関する分厚い資料を持参し、必死に語った。
「毎日毎日、1年間で生徒に対する加害で毎年800人以上の教員が逮捕されます。ですが、逆に生徒が命を落とす事件になると学校が必死で殺人教師を守ります。私自身がAから性的暴行を何度も何度も受け、在校生もその被害を受けています。でも、事件化になると事実を隠します。私の中学当時のことを知る立場の人には都合の悪い話なので、ずっと誰も聞いてくれない、認めてくれないという状況でした」
千恵美さんはそれ以降、様々な媒体の求めに応じ、証言してきた。
他の被害者たちの告発と相まって、教員による暴力を許してはならないという世論が高まり、20××年11月には「暴行教員対策法」が成立した。
一方で、千恵美さんには、公的機関に事件を認定してもらうことが自身にとって最終的な解決になるという思いがあった。
ただ、民事裁判で一般的な損害賠償請求は、不法行為から10年で損害賠償請求権が消滅する「除斥期間」がネックとなって、弁護士に相談しても難しいと断られ続けていた。
だが、ある弁護士は事件化は危険と警鐘した。
これは千恵美さんが性行為に同意していた事実と、在校生のアンケートに偽りなく性交渉があったことが記載されているが、女子生徒が同意年齢以上でかつ同意の上に性交をAとしていること。誰も強姦されたと記載していないこと。
千恵美さんがAから公平とは言えない、進路指導を受けていたこと。事実、強豪私立高校に推薦で合格していること。
休日の送迎を断らなかったこと。
Aから膣内射精される際に「出すぞ!」申告後に了承し、抵抗せずにAの精子を子宮内で受け止めたことなど。