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私たちは、女同士でエッチする
第12章 美雪とセシリア 1
 しかし彼女が中二になった時、所属していた新体操部とバレエ部の対立に、放送部と一部の教師が介入して来た事で突然、それが崩壊してしまう。

 この二つは元々は別段、互いを意識する事も無く、各々が平和に楽しく活動を行っていたのであるが、”柊 理恵”と言う少女が新しくバレエ部の部長に就任してから状況が一変した。

 ”部長紹介”等で新聞部のインタビューに応える場合に一見、普通に受け答えをしている様に見えてその実、暗に新体操部の事を貶したり、部の予算から活動内容、運営方針等に至るまで必ず某かのイチャモンを付けては嘲笑う、と言った挑発行為を有形無形、様々な形で繰り返すと同時に、反対に自分達の活動PRを執拗な迄に強行して行ったのだ。

 しかもその内容は自分達の成果や実績等を極端に美化したり、実際にあった事に脚色を施して話を大きく膨らませたモノが大半で、見る人が見れば”これは無いだろう”と思わず顔をしかめたくなる程であった。

 尤もこれだけならば、いくらでも躱しようはあったし現に最初の内は美雪達新体操部側も大して気にせず黙殺をしていたのであるが、彼女達が事態がより深刻なモノかも知れないと気が付いたのは新入生への部活動PRや生徒総会を経て何度目かのお昼の放送を聞いた時だった。

 当時インタビューを受けた新体操部の部長”平井 由衣”の話し内容が大幅にカットされて、変わりに柊の時間に当てられており、しかもそれが何度も何度も続いたのだ。

 新聞部は発行自体が散発的であり、また記事の内容も生徒会や教師の声等様々なモノがあったから兎も角としても、放送部の場合はそれが明らかにバレエ部寄りであり、しかも時を重ねるに連れて彼女達に同調する様相を呈して来た。

 やり方も良く手が込んでおり、例えば”新体操部とバレー部、どちらが好き?”と言う二者択一アンケートを取る場合でも、バレエ部員の比較的多いクラスに的を絞って実施しておきながら”無作為に選んだ”と言って憚らず、お昼の放送に柊ばかり出すのも”彼女が立派だから”、”面白そうだから”の一点張りで決して話合おうとしない上に”そちらの提供してくれる話が良いと思えば採用してやる”との捨て台詞を吐く始末である。
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