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私たちは、女同士でエッチする
第12章 美雪とセシリア 1
 放送に携わっていた人間である田所はそれを間違いなく理解していただろう、つまり彼女は確信犯に及んだのであるが、そんな傍若無人なやり方に美雪達もとうとう我慢が出来なくなり直接反論を開始するモノの、下手な知識があって弁にも長けていた彼女達はその都度言を左右にして揚げ足を取ったり、重箱の隅を突つく様な屁理屈を捏ね回し、”私達が本当にあなた達に害意を抱いていると言う証拠はあるのか”等とうそぶいて全く取り合わなかった。

 これだけでも厄介なのに、其処へ教師の”高橋 七絵”が合流して以降、攻撃は本格的にエスカレートして行く事になるのであるが人は、特に子供と言うのは権力を持った上の立場の人間に弱い。

 それが何も世界有数の、等と言う凄そうなモノで無くとも構わないのである、例えば何人かいるスポンサーの内のたった一人に対してさえそうであるし、況してや相手が恩人だったり尊敬している人物ならば尚更だが、この高橋こそこの放送部部長の椅子を田所へと回してくれた人物であると同時に似た者同士で気が合ったのだろう、予てよりその言動に田所や柊は憧れを抱いていた。

 その上高橋自身もまた、幼い頃から中学までバレエを習っていた事もあり、前々から”新体操なぞ無くても良い、本当はその分もバレエに力を入れたい”との考えを有していた事と、そしてもう一つ、新体操の方がバレエに加えて2倍~3倍程度の人気があり、それも気に入らなかったが為に、”何の罪もない新体操部を”、”何としても潰す”と言う教師としてはあるまじき行動へと出たのだ。

 悪知恵が働いて性質も悪い、正に極悪とはこの事では有るのだが、現実やネットでも勢い付いていた柊達の有利さはしかし、以外な場所から崩れて行った。

 この一連の新体操部バッシングがPTAと教育委員会の目に止まったのであり、しかもその切っ掛けを作ったのが誰あろう高橋自身であった、実の所、美雪達の一件以前から教師やPTAの役員の間で彼女の生徒に対する態度が問題となっており、密かに各方面が注意を払っていたのである。
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