この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
私たちは、女同士でエッチする
第12章 美雪とセシリア 1
それと言うのも彼女はこれ以外にも同様の事を何度も何度も、至る箇所でやっており眼を付けられていたのだ。
大人達は流石に冷静だった。
ある日突然呼び出された高橋は教師やPTA、更には教育委員会の面々の前で証拠を提示されて吊し上げを喰らい事実上、学校を追放された形となって転勤して行った。
しかもこの時、更にもう一つの”美雪達の実力行使”と言うドラマも進行していたのであるが、相次ぐ卑劣な行動に最早辛抱堪らなくなった彼女達は(多少の躊躇はあったモノの)遂に柊を待ち伏せしてリンチを加えたのである。
後から考えればこれは、下手をすれば警察沙汰にも成り兼ね無いと言う余りにも危険な賭けであり、本人達も流石に反省はしたモノのまだ未成年であった事や、自分で先に仕掛けた事で柊本人にも一応の自覚は有ったのだろう、全く問題にならなかった。
そして残った田所一派もまた、教師に呼び出されて厳重注意を受け、その後の高校進学にも影響が出かねないとの判断も有って謝罪をすると共に全ての活動を放棄し、此処に漸く部を巡る対立は解決を見たのだが、やはり美雪本人は何と無く居心地が悪くなり、また心機一転をしたい、と言う思いもあって進学を境に少し遠いが名門の政経へと進む事にしたのだ。
しかし辛い事はあったモノのやはり新体操が好きだった美雪が高校に入学してからも続けようと、入部をした先で出会ったのが新体操部の顧問であり東欧語学担当のセシリアだったのである。
まるで大人の嫌らしさが凝り固まった様な高橋という教師の姿に絶望していた美雪にとって彼女はそれとは真逆の、正に追い求めていた理想そのものであり、反対にセシリアから見た少女もまた、不器用な所もあるモノの何事にも一生懸命な可愛い生徒であった。
互いに惹かれ合っていた二人がこんな関係になるのに時間は掛からなかったがその契機となったのが入学して暫くの経った、ある土曜日の午後に部活動の後片付けで下校の時間が遅くなってしまった美雪をセシリアが見付け、”危ないから”と声を掛けて、自宅の側まで車で送って行こうとした時の事だ。
大人達は流石に冷静だった。
ある日突然呼び出された高橋は教師やPTA、更には教育委員会の面々の前で証拠を提示されて吊し上げを喰らい事実上、学校を追放された形となって転勤して行った。
しかもこの時、更にもう一つの”美雪達の実力行使”と言うドラマも進行していたのであるが、相次ぐ卑劣な行動に最早辛抱堪らなくなった彼女達は(多少の躊躇はあったモノの)遂に柊を待ち伏せしてリンチを加えたのである。
後から考えればこれは、下手をすれば警察沙汰にも成り兼ね無いと言う余りにも危険な賭けであり、本人達も流石に反省はしたモノのまだ未成年であった事や、自分で先に仕掛けた事で柊本人にも一応の自覚は有ったのだろう、全く問題にならなかった。
そして残った田所一派もまた、教師に呼び出されて厳重注意を受け、その後の高校進学にも影響が出かねないとの判断も有って謝罪をすると共に全ての活動を放棄し、此処に漸く部を巡る対立は解決を見たのだが、やはり美雪本人は何と無く居心地が悪くなり、また心機一転をしたい、と言う思いもあって進学を境に少し遠いが名門の政経へと進む事にしたのだ。
しかし辛い事はあったモノのやはり新体操が好きだった美雪が高校に入学してからも続けようと、入部をした先で出会ったのが新体操部の顧問であり東欧語学担当のセシリアだったのである。
まるで大人の嫌らしさが凝り固まった様な高橋という教師の姿に絶望していた美雪にとって彼女はそれとは真逆の、正に追い求めていた理想そのものであり、反対にセシリアから見た少女もまた、不器用な所もあるモノの何事にも一生懸命な可愛い生徒であった。
互いに惹かれ合っていた二人がこんな関係になるのに時間は掛からなかったがその契機となったのが入学して暫くの経った、ある土曜日の午後に部活動の後片付けで下校の時間が遅くなってしまった美雪をセシリアが見付け、”危ないから”と声を掛けて、自宅の側まで車で送って行こうとした時の事だ。