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私たちは、女同士でエッチする
第13章 美雪とセシリア 2
「ごめんなさい、可笑しくてつい・・・。でもそうでしょうね、フォーリン・ピーポゥな貴方達から見れば、やっぱりそう言う所へ目が行くのでしょう。でもね、美雪?ヨーロッパの王公貴族なんて、全然大したこと無いよ?寧ろ此方の方が文化レベルの素晴らしく高かったモノだって有るのだから」

 聞いた話だけれど、と前置きした上で、セシリアが語ってくれた。

「昔のヨーロッパの貴族達がどうやって生計を立てていたか、知ってる?全員がそうかは解らないし、確かに中には優しい人も居たのかも知れないけれども。それでも表向きな税収だけじゃなくて、マネーゲームとか奴隷貿易、武器商人にまで手を染めていた連中も居たらしいよ、”たしなみ”だと言ってね」

「そんな・・・。嘘でしょ?」

「社交界なんてホモとレズのオンパレードだったみたいだし、それに排泄とか排便とかが兎に角メチャクチャだったらしいよ、庶民は桶に貯めたモノを道端へ直接ダイブさせてたし、ジェントルマンやマダムなんかも王宮や屋敷の片隅でこっそりと処理していたらしいからね、近代になっても、そう言う所は何も変わらないよ」

 複雑そうな表情を浮かべる美雪に対し、休みを挟みながらもセシリアが続けた。

「私は超能力者では無いから、裏の裏までは解らないけれども・・・。良くお金持ちの人々が寄付をするって話、あれだって何でか知ってる?”やった事はやり返される”って言う自然の摂理を使うため、って言われてるんだよ。他にも”税金逃れ”の為だとかね、だけどいずれにしても、本当だとしたならば結局は巡り巡ってちゃんと自分の懐へと帰って来るようになっているのかもね。・・・勿論そんな事は解らない様になっているんだろうけれど」

「でも、それだけじゃ・・・」

「確かに、中には本当に善意でやってる人も居るでしょう、そうじゃなくとも何か思う事があってやり始めたってケースもね・・・。でもさ、どっちにしても、某か心当たりがある人は”今までやって来た事”って言うのが有るでしょうし、それに彼等がもしそれを公表するとしたら、もうそれを隠す必要が無くなった時か、或いは特定の人物を切り捨てる時位でしょうね」
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