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私たちは、女同士でエッチする
第13章 美雪とセシリア 2
「・・・・・」

「それに引き換え、例えば江戸の街は本当に凄かったみたいだよ。あの当時から大都市にはキチンと上下水道が完備されていたから、此処にやって来たペリーが驚いて悔しがってたもん、”野蛮だと思っていたがその辺りは我が国よりも遥かに清潔で美しい”と言ってね。勿論今だからこそ言える、って言うのもあるし、それに文化レベルなんかも今とは比べるべくも無いけれど、それでもそう言った人々の意識や環境への取り組みでは、二百年は先を行っていたんだね」

「・・・・・」

 美雪が黙ってしまうモノの、余りに自分が世界の事を知らなさ過ぎた事を恥じたのと、嘗ての自分の国が其処まで凄い所だったと知って嬉しくなったのだ。

「勿論、私達にも良い所はいっぱいあるけれど・・・。文明を発展させて来たつもりが、性質の悪い連中に、これ以上無い程の武器を与える事になってしまうなんて。・・・でも」

 大丈夫、とセシリアが自信に満ちた顔で少女に告げた。

「貴方には私が付いているわ、もう決して誰にも手出しはさせないから安心して。それにね、世の中にはまだまだヴァンダレクやタドコロの様な連中がウヨウヨしている。でも何でもそうだけれどもまずは相手の正体を掴んで引き吊り出す事から始めなければね。それさえ解れば、例え相手がどれほど強大だとしても、色々とやりようはあるもの。・・・受験勉強と一緒でね、だから頑張りましょう!!」

「・・・はい!!」
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