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私たちは、女同士でエッチする
第14章 沙織とアーシェ
 ところが格闘家としてはともかく、魔法使いとしてはそれほど才能の無かった彼女の術式は、キチンと内容を理解しきれていなかったこともあって不完全なものとなってしまい、結果臨んだ時空とは全く違う場所、時間帯へと飛ばされてしまったのだ、しかも。

 顕現した時点で彼女は素っ裸の状態であり、下手な場所へ出れば、“公然猥褻”だとか“迷惑防止条例違反(私の裸は迷惑なのか!?とか本人は激怒しそうだが)”とかでしょっ引かれ、そのまま正体不明の変態少女として一生、施設なり留置場の中で過ごさざるを得ない所だったのである。

「あ、怪しくないから、たまたまだから!!」

 そんな彼女にとって幸運だったのは、飛ばされた先が中島家の浴室であり、ちょうどこれからお風呂に入ろうとしていた、当時まだ六歳だった沙織と二人っきりで会う事が出来た事だった、万一の事を考えて学ばされていた翻訳魔法と純正結界の第一陣を発動させて、自分に害意がない事やなぜ突然、裸で現れたのか、と言う事を、目の前で警戒感をあらわにしている幼女に対し、必死になって説明したのだ。

 自身の家も特殊な稼業をやっていた事に加えて目の前の少女から悪質なモノは感じられなかったこと、またテレビでやっていた“プ○キュア”等の影響で異世界とか魔法と言ったモノにそれほど抵抗がなかった幼女は、アーシェの言う事を信じた、そしてそれから二人の交流と、エロスな日々が始まったのである。
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