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私たちは、女同士でエッチする
第18章 ラナと紗耶香 3
 最初の一週間は、何事もなく過ぎて行った。

 紗耶香が野営地に選んだ場所は小高い台地の上であり、西に三百メートルほど行った場所には小川が流れていた。

 水質は清流に近くて透き通っていたからその水を加熱殺菌し、更に念には念を入れて、アーシェからもらった浄水器で濾過してから使用するようにしていたのだ。

 小川のある場所は周囲よりも数段、低地になっていたために、行き帰りで坂を幾つか上り下りしなければならない手間はあったがとにかく、これで水の心配は解消された。

 また食料についても、それほど心配はいらなかった、出発前に心配したアーシェが貸してくれたマジックアイテム“ミニマムバック”の中に、買ってきておいたインスタントラーメン十袋にお鍋、携帯用のガスコンロなどを詰めて、小さくして持ってきていた。

 それに加えて、周囲にはバナナやマンゴーの亜種と思われる果実がいくらでも自生していたし、またナッツ類も豊富でむしろ太らないように注意していたほどだった。

 そしてもう一つ、紗耶香を喜ばせたのが、東に二キロほど歩いた場所に天然の温泉が湧き出していたポイントがあって、そこで一日の汗を流し、気分をリフレッシュすることもできていたのだ。

 ただし。

 紗耶香にはそれ以外でいくつか気になったことがあった、時々誰かに見られているような視線を感じて、振り向いても誰もいないのだ。

 ところが後で入念に調べてみると、確かに何者かがそこにいた形跡がわずかに残されており、ちょっと緊張する場面もあった、退魔士としての戦闘訓練のみならず、他にもサバイバルや数種類の方術の心得もあった彼女はすぐに相手がかなりの体術の使い手であること、体格も自分よりも一回りか二回りほど大きなことを突き止める。

(ううっ。な、何だこの匂い、頭がクラクラする・・・!!)

 だけど問題はそこではなかった、そう言った事も修行の一つだと、捉えていた少女に更なる異変が襲うが正体不明の何者かがいた場所を調べているうちに、なんだか股間がムズムズと疼き、したくてしたくて仕方がなくなってしまった、ようするにエッチな気分になってきてしまったのだ。
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