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私たちは、女同士でエッチする
第4章 愛奈と彩乃 3
 愛奈が五十嵐家へとやって来てから五年の歳月が過ぎようとしていた。

 当時五歳だった彼女は十歳となり小学校五年生になっていた。

 元々が色白で小柄な愛奈はそのショートボブな髪型と相俟ってそれほど目立つ方では無かったが、それでも成績は上の中を維持しておりそれ以外でも図書委員を務めていたから内申も悪く無かった、それに加えて。

 愛奈は彩乃に触発される形で5歳の時から自身もバレエを習い始めておりそちらも軌道に乗りつつあったのであるモノの、では一方で姉の彩乃はと言うと地元の進学校に推薦入学を果たした後はそこで出会った友人の影響からか黒ギャルと化してしまっており生活態度もガラリと変わってしまっていた。

 もっとも学校にはちゃんと通っていたし、また成績も相変わらずトップ圏内を維持していたために両親も周囲も文句は言わずにやりたいようにやらせていたのだ。

「愛奈」

「お姉ちゃん」

 そんな二人の“秘密の遊び”もまたずっと続いていた、学校から帰ってくるとお風呂か、そうで無くとも相手の部屋のどちらかにこもり、キスから始めて愛撫をし、最後には激しいペッティングへと発展する。

 ただ。

 最近はそれにも変化が見られるようになっていった、彩乃が愛奈にある“悪戯”を仕掛けて来るようになっていったのだ。
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