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私たちは、女同士でエッチする
第32章 希望とセーニャ・1
「我々は国連から直々にこの辺りの自然保護と調査を命じられておりましてね。それでやって来たのですが」
「止めた方が良い」
大森林の周辺に点在している地元の村々や集落を幾つか訪れた御厨一家であったがそのいずれもから、異口同音に返ってきた答えがそれだった。
「エルフ達は本来ならば血を好まない。が、自らの領域を犯そうとする者達には話は別だ」
「彼等は全員が弓と短剣の名手でもあって、事に戦士達は非常に勇猛果敢に戦いを挑んで来る。そこら辺は単なるファンタジー世界の登場人物とは訳が違うぞ?実在している亜人種なのだ!!!」
「この辺りの集落や村々からも、以前は何人もの若者達が伝説の真実を確かめようと森の奥深くへと分け入っていった。が、誰一人として帰って来た者はいなかったのだ!!!」
「あんたら、日本人だろう?だったら悪い事は言わん、止めておけ。エルフ達はあんたらみたいな東洋人には全く馴染みが無いから、かさに掛かって余計に激しい攻撃に見舞われるやも知れん・・・」
「有り難う御座います、心配をしていただいて。でも行かなければ!!!」
「私達にも使命と言うモノがあります。それに全人類の宝であるこの“トランシルヴァニアの森”を守る為の活動なのです、多少の危険は覚悟の上です!!!」
夫妻は村の長老達に謝意を示すと装備品と三人の子供達を携えて森へと分け入っていったのだが。
ここは想像以上に森が深くて地形が険しかった、辛うじて通れる場所の大半が所謂“獣道”しか無い上に高低差がかなりある土地柄である、如何に旅慣れていて体力と頑健さに自信がある彼等でも重さ数キロもある荷物を背負っていた事もあって忽ちの内に汗だくとなり、お風呂にも入れぬままに5日間が過ぎていった。
「エルフって人達、居ないね?」
「もっと奥にいるんだろ?よく解んないけど多分な」
しっかりと張られたテントの中で、朝の紅茶を飲みながら希望が発する言葉に鉄平が答えた。
「もし友達になれるなら会ってみたいね!!!」
「止めた方が良い」
大森林の周辺に点在している地元の村々や集落を幾つか訪れた御厨一家であったがそのいずれもから、異口同音に返ってきた答えがそれだった。
「エルフ達は本来ならば血を好まない。が、自らの領域を犯そうとする者達には話は別だ」
「彼等は全員が弓と短剣の名手でもあって、事に戦士達は非常に勇猛果敢に戦いを挑んで来る。そこら辺は単なるファンタジー世界の登場人物とは訳が違うぞ?実在している亜人種なのだ!!!」
「この辺りの集落や村々からも、以前は何人もの若者達が伝説の真実を確かめようと森の奥深くへと分け入っていった。が、誰一人として帰って来た者はいなかったのだ!!!」
「あんたら、日本人だろう?だったら悪い事は言わん、止めておけ。エルフ達はあんたらみたいな東洋人には全く馴染みが無いから、かさに掛かって余計に激しい攻撃に見舞われるやも知れん・・・」
「有り難う御座います、心配をしていただいて。でも行かなければ!!!」
「私達にも使命と言うモノがあります。それに全人類の宝であるこの“トランシルヴァニアの森”を守る為の活動なのです、多少の危険は覚悟の上です!!!」
夫妻は村の長老達に謝意を示すと装備品と三人の子供達を携えて森へと分け入っていったのだが。
ここは想像以上に森が深くて地形が険しかった、辛うじて通れる場所の大半が所謂“獣道”しか無い上に高低差がかなりある土地柄である、如何に旅慣れていて体力と頑健さに自信がある彼等でも重さ数キロもある荷物を背負っていた事もあって忽ちの内に汗だくとなり、お風呂にも入れぬままに5日間が過ぎていった。
「エルフって人達、居ないね?」
「もっと奥にいるんだろ?よく解んないけど多分な」
しっかりと張られたテントの中で、朝の紅茶を飲みながら希望が発する言葉に鉄平が答えた。
「もし友達になれるなら会ってみたいね!!!」