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私たちは、女同士でエッチする
第33章 希望とセーニャ・2
「セーニャ、メルル。大婆様がお呼びだぞ?すぐに支度をして来いっ!!!」
年上エルフのアヤルの言葉にセーニャとメルルは急いで支度を調えて“トランシルヴァニアの森”の中枢であり、この地に生きる全ての存在達の拠り所たる“長老の木”へとやって来た。
人間の年齢で言うならばセーニャもメルルも共に12歳相当であり、ちょうど小学校の最年長、6年生の立場である。
身長は大体150cm前後でスラリと伸びたプラチナブロンドの金髪にエレガントな美人系の顔立ちをしていた2人は従姉妹同士でありまた親友でもあって、尚且つ互いに腕を競い合う仲でもあったのだ。
エルフ達と言うのは基本的に狩猟と農業で生計を立てている者達が大半であり、しかも男性に比べて女性の比率が圧倒的に多かった、これは彼等の社会の特色の一つであると言えなくも無いが、当事者達にとっては男性不足と言うのは深刻な問題であって、“産めや増やせや”の大号令の元、次世代の確保にやっきになっていたのである。
当然、社会や戦場等で日々活躍する戦士達と言うのも男性よりも女性の方が多い傾向にあって、そんな訳であったから女性エルフ達にとって男性は“共に愛を交わすべき存在”であるのは勿論、全力で保護すべき対象でもあったのだ(ちなみに基礎的な力や体力、耐久力等はやはり男性エルフの方が遥かに強く、反面機転を利かせたり機動戦闘等を行う際の高速性は女性エルフの方が決定的に勝るとされる)。
「大婆様のお召しだってさ、なんだと思う?メルル・・・」
「さあね?行ってみなけりゃ解らないよ、何しろあの人はいつも唐突に人の事を呼び付けるからね・・・」
ブツブツと言い合いながらも2人は“長老の木”の内部の木壁に設置された螺旋階段を上へ上へと昇っていった。
「大婆様、こんにちは・・・」
「ごきげんよう、大婆様・・・」
「セーニャ、メルル。よく来てくれたな・・・!!!」
ラッタルを昇りきった最上階の居間の中央には大きくてフカフカなソファがあり、そこには1人の初老の女性エルフが座っていた、この集落の長老であり“大婆様”ことネリウスだ。
年上エルフのアヤルの言葉にセーニャとメルルは急いで支度を調えて“トランシルヴァニアの森”の中枢であり、この地に生きる全ての存在達の拠り所たる“長老の木”へとやって来た。
人間の年齢で言うならばセーニャもメルルも共に12歳相当であり、ちょうど小学校の最年長、6年生の立場である。
身長は大体150cm前後でスラリと伸びたプラチナブロンドの金髪にエレガントな美人系の顔立ちをしていた2人は従姉妹同士でありまた親友でもあって、尚且つ互いに腕を競い合う仲でもあったのだ。
エルフ達と言うのは基本的に狩猟と農業で生計を立てている者達が大半であり、しかも男性に比べて女性の比率が圧倒的に多かった、これは彼等の社会の特色の一つであると言えなくも無いが、当事者達にとっては男性不足と言うのは深刻な問題であって、“産めや増やせや”の大号令の元、次世代の確保にやっきになっていたのである。
当然、社会や戦場等で日々活躍する戦士達と言うのも男性よりも女性の方が多い傾向にあって、そんな訳であったから女性エルフ達にとって男性は“共に愛を交わすべき存在”であるのは勿論、全力で保護すべき対象でもあったのだ(ちなみに基礎的な力や体力、耐久力等はやはり男性エルフの方が遥かに強く、反面機転を利かせたり機動戦闘等を行う際の高速性は女性エルフの方が決定的に勝るとされる)。
「大婆様のお召しだってさ、なんだと思う?メルル・・・」
「さあね?行ってみなけりゃ解らないよ、何しろあの人はいつも唐突に人の事を呼び付けるからね・・・」
ブツブツと言い合いながらも2人は“長老の木”の内部の木壁に設置された螺旋階段を上へ上へと昇っていった。
「大婆様、こんにちは・・・」
「ごきげんよう、大婆様・・・」
「セーニャ、メルル。よく来てくれたな・・・!!!」
ラッタルを昇りきった最上階の居間の中央には大きくてフカフカなソファがあり、そこには1人の初老の女性エルフが座っていた、この集落の長老であり“大婆様”ことネリウスだ。