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私たちは、女同士でエッチする
第35章 希望とセーニャ・4
「私達の言葉が解るだろうか?」

「この森から即座に立ち去ってもらおう!!!」

「・・・・・」

「・・・・・」

(お、お姉ちゃん・・・!!!)

(大丈夫よ、私が守ってあげるから・・・!!!)

 互いに全裸で身を寄り合わせる希望達姉妹に対してセーニャ達は背後に背負っていた弓矢を素早くつがえて2人に向け、ジリジリと躙り寄って行く。

「私達の姿を見られたからには、特にな。即刻この森から出ていってもらうぞ!!!」

「いやでも言うことを聞いてもらう。さもなければ身の安全は保証出来ない・・・」

「・・・それでお父さんとお母さんが出て行くまでまっていたのね?」

 すかさず希望が反応した。

「卑怯者!!!男の子やお父さん達がいる間は隠れていた癖に。最初から私達を狙っていたんでしょ!!?」

「・・・・・?」

「なにぃ・・・?」

「地元の人達が言っていたわ?エルフ達は残虐だって。本当にその通りじゃない!!!」

 するとそれを黙って聞いていたセーニャとメルルがみるみるうちに顔を赤めて言った。

「エルフ達が、残虐だって!!?」

「取り消せ、今の言葉!!!」

「取り消さない、だって本当の事だもん。今だってそうじゃん、大人達がいる時は姿を隠していた癖に、私達しか居なくなってから正体を見せて。とんだ臆病者だわ!!?」

「なんだと!!?」

「それにさっきから私達裸なのに、自分達だけ服を着て弓矢まで持って。無理矢理にこっちを脅しているじゃん、正々堂々戦えないの?卑怯者!!!」

「・・・・・っ!!!」

「おいお前、言って良い事と悪い事が・・・!!!」

 そう言って思わず怒りのままに弓の端で希望を殴打しようとしたメルルを、しかしすかさず世界が止めた。

「待ってくれ、メルル!!!」

「なんだよ、セーニャ。お前、あんな事を言われて悔しくは無いのか!!?」

「悔しいに決まっている。しかし・・・」
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