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私たちは、女同士でエッチする
第35章 希望とセーニャ・4
「悪いが有無を言わさず追い立てさせてもらうぞ?私達の姿を見られたからには、もう四の五の言っていられないのでね」

「・・・ふーん、やっぱり卑怯者なんじゃん。エルフって」

 なかば呆れたような顔付きでそう告げた希望に対してまたもやセーニャがピクリと反応した。

「・・・なんだと?」

「だってそうじゃん、私達丸腰だよ?その上裸なのに、自分達だけ武器を持ってしかも飛び道具を使って一方的に殺そうとしてるじゃん。エルフ達って卑怯で残虐なんだね、良く解ったよ・・・」

「・・・おい、ノゾミ。今の言葉を訂正しろ、私達は卑怯でも無ければ残虐でもない!!!」

「うそ。だって自分達だけ飛び道具使ってるじゃん、全然対等じゃ無いじゃん。同じ条件じゃ勝負出来ないの?卑怯者!!!」

「・・・・・っ!!?」

「ムウゥ・・・ッ!!!」

 それを聞いたセーニャは勿論、その隣で裸のまま立ち尽くしていたメルルもまた“癪に障った”と言う顔を見せて思わず表情を歪ませるが、これは希望の一種の“賭け”であった、それまでの会話からセーニャ達エルフが自分自身に対してある種のプライドを持っている事を見て取った希望はそれを逆手に取ってあくまで自分達と対等な条件で勝負するようにと仕向けたのである。

「格闘技で決着を着けるって言うのはどう?つまりは正々堂々の殴り合いをするわけ。見た感じあんた達もなんか鍛えていそうだし、それで負けた方が勝った方の言う事を聞く。これでどう?」
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