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私たちは、女同士でエッチする
第36章 希望とセーニャ・5
 それだけではない、当の本人達は全くあずかり知らぬ事ではあったが希望の汗や体臭、それに唾液や愛液等はセーニャにとっては極めて強烈な催淫媚薬の効能を有しており、反対にセーニャの体液やフェロモンもまた希望に対して同様の効能を持っていた、つまり彼女達は互いの性格性質や身体の魅力の虜となって内心ですっかりと昂ぶっていた事に加え、それぞれの蒸れた汗の匂いを嗅ぐ事で一層の発情をもよおしていた、と言う次第であったのだ。

「はっ!!!」

「うぐぅっ!!?」

 敢気一閃“このままではいけない”と最初に気持ちを改めたのは、年少の希望の方だった、即座に距離を詰めた彼女は上段蹴りをセーニャに見舞うがこれは瞬間的に防御を合わせたセーニャのガードにな阻まれて致命の一撃にはならなかった。

「てやぁっ!!!」

「ううっ!!!」

 反対にセーニャは此処ぞとばかりに正拳突きをお見舞いして来るモノの、それも希望には防がれてしまい威力を発揮する事が出来ない。

「はぁっ!!!」

「せいっ!!!」

 希望もセーニャもそのまま回し蹴りやソバット、打撃技を連続して繰り出して行くモノのお互いがギリギリで見切ってガードし、カウンターを狙う為に中々有効打とはならずにただ時間だけが過ぎて行った。

「はぁーっ、はぁーっ。はぁーっ、はああぁぁぁ・・・っ!!!」

「はあはあっ、はあはあ・・・っ!!!」

 2人の実力はほぼ互角であり、しかもこれまでの戦闘で相手の動きを見切ってもいたから、どうしてもクリーンヒットのチャンスが生まれないのである。
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