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私たちは、女同士でエッチする
第41章 渚とメルル・番外編1
 しかもこの時。

 メルルは渚の蒸れた体臭や汗の匂いをふんだんに嗅ぎ尽くしており、それが彼女の肺から血液にまで浸透して全身を循環していったのであった、メルルも渚も知らなかったがお互いの汗や唾、愛液等には相手に対する極めて強力な催淫媚薬の効能が備わっていたのであり、両者共に全裸で接近戦を続けている間に、それらが鼻孔を犯して口腔内を浸し、肺胞にまで侵入して2人の身体を大なり小なり疼かせていた、と言う次第であったのである。

「ナギサ・・・」

 ようやく泣き止んでしかし、まだグズり続けていた渚に対してメルルが声を掛けた、その口調はそれまでとは打って変わって落ち着いた、穏やかなモノとなっており渚の耳に心地好く響き渡る。

「もう泣くな、お前は立派だった。それに免じて今回の勝負は引き分けにしてやる」

 “その代わり・・・”と思わず顔を上げて自身を驚きの表情で見つめる幼女に対し、メルルは酷く淫靡な眼差しを向けて、誘うようにこう言った。

「私と“良いこと”をしよう?なに、大丈夫さ。時間ならタップリとあるからな・・・!!!」

 そう言うが早いかメルルは脱ぎ捨ててあった自身の服へと手を翳すと瞳を閉じて意識を瞬時に統一させて行く、そうしておいてー。

 何やら呪いの言葉を早口で唱えるモノの、すると彼女の衣服のポケットから虹色に輝く涙滴状の物体が現れメルルの掌目掛けて跳び込んで来た。

「・・・・・っ!?!?!?」

「ふっ、心配するな。これは“時の涙滴”と呼ばれるモノでな?発動させるとこの辺りの時空間を断絶させて別世界へと運んでくれる代物だ・・・!!!」
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