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私たちは、女同士でエッチする
第42章 渚とメルル・番外編2
 メルルによって現実世界とは異なる時流の空間に捕らわれてしまった渚はー。

 それでも最初は自分の身に起きた事に対する理解が追い付かずに突っ立ったまま“ポカン”としていた、しかし。

 それを好機と見たメルルは特に何の説明も渚に与える事も無く、ただニヤニヤといやらしい笑みを浮かべたままゆっくり彼女へと近付いて行く、一方で。

「・・・・・」

(何だろう、あのメルルって人の匂いを嗅ぐと頭がクラクラする・・・)

 渚は必死になって今の状況を整理して事態を受け止めようとしていた、どうやらここは元いた世界とは違う場所らしく、自分はその中に、あのメルルと言う少女と共に取り残されてしまったのだ、・・・それも一糸纏わぬ裸のままで。

「・・・・・っ!!!」

 そこまで考え至った時、渚は胸中において急速に羞恥を覚え、思わず両腕で自分を抱き締めるようにして胸を隠した、如何に同性同士、しかもお互いに裸であるとは言えども何だか自分の立ち振る舞いや置かれている状況等がとてもいやらしくて恥ずかしい事のように思えて来てしまい、どうにもならなくなってしまったのである。

 だが。

 それ以上に幼女を戸惑わせ、かつ悩ませたのが己の身に起きている変化であった、さっきから何だか股間がムズムズとしていてエッチな気分になって来ていた、下腹が熱く火照って疼いて自慰をしたくてしたくて止められなくなってしまうが、これこそがメルルの体液の効能だったのであり、彼女達の汗や唾液、そして愛液等はお互いにとって極めて強力な催淫媚薬と同じ作用の働きがあったのだ。

 ただでさえ日差しも強くて温暖な気候の中で、共に何日間もろくすっぽ風呂にも入らずシャワーも浴びずに満足に身体を流すことをしていなかったメルルと渚の体臭は、どちらも蒸れてキツくなっていた、と言うのにそれに加えてつい先程までずっと激しい接近戦を行って体温を上昇させ、軽くではあるモノの汗も掻いていた二人はその関係上、それぞれの性臭を肺の中にまで思う存分吸い込んでしまっていたのであって、それが堪らない程の淫靡さを少女と幼女に醸し出させていたのであった。

 ただ。
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