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私たちは、女同士でエッチする
第8章 歩美とアニタ 2
 アニタは優秀な軍人だった、どれくらい優秀だったのかと言えば、本来であれば実地訓練を含めて六年ほど掛かる教育課程を、わずか三年足らずで修了するほどにだ。

 しかも、少尉に任官されて横須賀にやって来るなや否や、たちまちの内に部隊の面々や、街の人々とも打ち解けて行き、単に強いのみならず、そういった意味でもまさしく、軍が求めうる最高の人材だったのだ・・・ただ一つ、その変態的な趣味と異常な性欲の強さを除いては。

 しかしその問題も、間もなく解決されようとしていた、それも今回のターゲットは同じ米軍内部の人間では無くて、現地人の女子中学生であり加えてこの辺りの空手チャンピオンらしかったから、それなりの強さもあるだろうと、事情を知っている何人かの友人たちは思わず胸をなでおろした、と同時に。

 何も知らずに褐色巨乳の筋肉美女に襲われることになるであろう、哀れな空手少女に、多少の同情を禁じえなかった。

「今度、休みを取れたからおいでよ」

「宿舎に?でもいいの?」

 電話越しに、仲良く話す二人であったがあの後、アニタは歩美をモノにすべく、メールアドレスと電話番号とを交換してその日の内からコミュニケーションを取り始めた。

 週末はなるべく二人で会ったり出かけたりして、出来る限り同じ時間を共有するようにしていったのだ。

 その結果、元から彼女にある種の憧れと羨望と、そしてそれなりの劣情とを抱いてい歩美は徐々に心を開いていった、夏休みを迎える頃には二人はまるで仲の良い姉妹、もしくは恋人同士のようにしか見えなくなっていった。
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