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 縄師-Ⅱ 中・高編
第3章  鞭と生け贄
 千鶴を逆エビ縛りから解き、体育マットに正座させる。

 後ろ手にして肘を伸ばしたまま、手首から上腕に向けて縄を巻き付けていくと、肩甲骨が寄せられ胸が張り出していく。
 
 千鶴は身体が軟らかい。

 それでも肘と肘がくっつくまで締めていくと、息が苦しそうだ。

「顔をマットにつけて尻を突き出せ」

 膝を立て、尻が持ち上がると血が滲んでいる膣が見える。

 破瓜(はか)という言葉を本で知った。
 イメージとしては、処女膜が破られた感じだろうか。

 生け贄が血を流し、俺の前にひざまづく。その姿は魔王への貢ぎ物だ。

 普段なら痛々しいと思うのだろうが、この時の俺には、千鶴の全身がもっと虐めて欲しいと懇願しているように見えた。

 俺は再び俺の性器を突き入れる。

 縛った腕を馬の手綱のように引きながら何度も出し入れを繰り返していると、千鶴の声がようやく甘みを帯びて俺の脳髄を痺れさせた。
 
 腰が震える予兆を感じて千鶴に咥えさせた。

 千鶴はビデオで見たように、俺の精液を呑み込み、自分の唾液と混ぜて俺の男性器を舌で洗った。

「ちづ。それってメッチャ感じる」

 千鶴が俺の男性器を甘噛みする。

「痛えよ」

「ねえ。どれくらいの力で噛み千切れるんだろうね」

「こえーこと言うなよ。でも、指でも歯で噛み切るのは大変みたいだから、相当力がいるんじゃね」

「この子には骨なんか無いし。じゃあさ、少しずつ力を入れるから、ヤバくなったら合図して」

「マジかよ。若し噛み切れたとしてどうすんだ」

「いつも持って歩く。私はリョウといつも一緒」

「冗談に聞こえねーよ。次からおめー責めるの、小父さんのバイブ借りるわ」 
 
 俺達はそんな馬鹿なことを言い合いながら、レースのカーテンを被り、マットの上で抱き合ってしばらく仮眠した。
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