この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
縄師-Ⅱ 中・高編
第4章 針と鍼
「私はやっぱり縛られる方が好き……だけど……」
引き出しの中の色々な針を見ながら、それを刺されたときの母親の姿を思い出したのか、
「泣くほど辛くて、いくのなら、刺されてみたい」
そう言った。
「で、リョウは私をどうしたいとかあるの? リョウがこの針を私に使いたいなら私、刺されても良いけど」
千鶴はごっこの時の何かを思い付いたときの顔で、ニッと笑いながら俺の顔を覗き込んだ。
「ねえ、魔王様。私を縛って乳首を針で刺してみない?」
そう言って、刺された痛みと、縛られて逃げられずにもがく自分の苦しむ姿を想像して熱い息を吐く。
「いや、それは知識が無いと危ないし、まだ無理だ。ちづも自分で刺したりなんかするなよ。下手するとおっぱいが化膿するかもしんねえぞ」
そんな千鶴の被虐性に俺の加虐性が追いついてないのは明らかだった。
「ゆうべ芳恵さんを見て思ったんだけど、俺はちづを満足させてないと思うんだよね」
「そんなことないよ。私、母さんが凄く感じたときと同じ感じ方をしてるときがあるもん」
「それってさ、ちづに言われたとおりにやってきただけなんだよ」
「そうかな」
「だから、これから芳恵さん達が始めるときにはこっそり見させて貰う。それをちづにしてみたいんだよね。勿論、吊ったりとかのハードなのは無理だけど」
昨日の小父達を見て、はっきり自分達との差を知った。
言うなれば、俺は千鶴のマスターベーションの手足でしかなかった。
芳恵は責められて、『許して』と言った。
だが、その言葉に触発されたかのように小父は益々芳恵を責め立てた。
『許して』はそれほど小父の『責め』に効果があると肯定する意味だったのだ。
だから小父は芳恵の言葉を無視をして自分のやりたいように責め、芳恵を失神するまで登り詰めさせた。
行き着かせるところを知り、その方法を知っている経験者だからできる事だと思った。
俺は小父の責めをよく見て覚え、千鶴で実践をする。 そして千鶴の感じたことを良く聴く。それが安全のためでもあり千鶴と係わる上でとても大事な事だ。
そんなふうに自分のルールを作った。
引き出しの中の色々な針を見ながら、それを刺されたときの母親の姿を思い出したのか、
「泣くほど辛くて、いくのなら、刺されてみたい」
そう言った。
「で、リョウは私をどうしたいとかあるの? リョウがこの針を私に使いたいなら私、刺されても良いけど」
千鶴はごっこの時の何かを思い付いたときの顔で、ニッと笑いながら俺の顔を覗き込んだ。
「ねえ、魔王様。私を縛って乳首を針で刺してみない?」
そう言って、刺された痛みと、縛られて逃げられずにもがく自分の苦しむ姿を想像して熱い息を吐く。
「いや、それは知識が無いと危ないし、まだ無理だ。ちづも自分で刺したりなんかするなよ。下手するとおっぱいが化膿するかもしんねえぞ」
そんな千鶴の被虐性に俺の加虐性が追いついてないのは明らかだった。
「ゆうべ芳恵さんを見て思ったんだけど、俺はちづを満足させてないと思うんだよね」
「そんなことないよ。私、母さんが凄く感じたときと同じ感じ方をしてるときがあるもん」
「それってさ、ちづに言われたとおりにやってきただけなんだよ」
「そうかな」
「だから、これから芳恵さん達が始めるときにはこっそり見させて貰う。それをちづにしてみたいんだよね。勿論、吊ったりとかのハードなのは無理だけど」
昨日の小父達を見て、はっきり自分達との差を知った。
言うなれば、俺は千鶴のマスターベーションの手足でしかなかった。
芳恵は責められて、『許して』と言った。
だが、その言葉に触発されたかのように小父は益々芳恵を責め立てた。
『許して』はそれほど小父の『責め』に効果があると肯定する意味だったのだ。
だから小父は芳恵の言葉を無視をして自分のやりたいように責め、芳恵を失神するまで登り詰めさせた。
行き着かせるところを知り、その方法を知っている経験者だからできる事だと思った。
俺は小父の責めをよく見て覚え、千鶴で実践をする。 そして千鶴の感じたことを良く聴く。それが安全のためでもあり千鶴と係わる上でとても大事な事だ。
そんなふうに自分のルールを作った。