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 縄師-Ⅱ 中・高編
第4章  針と鍼
 丸めたマットはドラム缶より少し大きい円筒形だ。

そのカーブに沿ってあお向けに寝かせられた芳恵は、後ろ反りの逆エビ状態になり、頭上に上げた手と、足を引き寄せて縛られた。

 俺達が以前、仰向けで使ったときと90度違うマットの使い方で、身体の柔軟性によっては、この方が辛くて苦しくて恥ずかしいスタイルになる。

 小父は両足の間に入り、カミソリで芳恵の毛を剃った。その後を消毒液の付いたガーゼで拭き、恥骨の上、両脇に2本ずつ針を刺し、針の揺れるに任せて芳恵に悲鳴を上げさせる。

 小父は刺青用の一番細い針、1本だけを保持金具で挟み、
「今回はお前の名前を書いてやろう」
 そう言って股間に針を突き立てた。

 これを絶叫と言うんだろう。
 俺は初めて聞く芳恵の震えを伴う叫び声に頭の芯が震えて、思わず千鶴の乳房を握りしめた。
 芳恵は体中の空気を全て絞り出して、声が出なくなった後も息を吸うことができず、頭を左右に振りながら、藻掻き続ける。
 これは苦痛なのか、それとも快楽なのか、千鶴も初めて見るのだろう。芳恵ののたうつ姿を生唾を呑み込んで見続けている。

 ようやく息継ぎができた芳恵は、芳恵の反応を想定内としている小父がプツプツと刺し続ける針に、再び叫び声を上げて、何度も許しを請うた。

逝く度に感覚が鋭敏になる。

「もう……もう……」

 泣き、叫ぶ。

 更に針が刺さる。

 クリトリスというあの小さな器官が、あれほど全身を揺さぶるほどの感覚を持っているのはエクスタシーのせいでもある。

 脳が空想世界のシチュエーションを作りだしエクスタシーを高める。

「脳が感覚を呼び起こすの。神経は子宮にも繋がっていて、子宮の感覚は内臓にも伝わるから、お腹全体で感じることができるの。その先端を針で刺してるんだよ」
千鶴は事もなげに言った。

 絶叫の合間に「許してください」という泣き声が混ざった。
「もう……だめッ。あー」
 そう言って長い悲鳴と共に今日2度目の小水を漏らし、「お願いします……お願い。いかせてください」芳恵が泣いて頼んだ。
 小父は裸になり芳恵と重なると、芳恵が今度は絶叫とは違う悲鳴を上げて全身を痙攣させた。
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