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エリートサラリーマンの転落
第3章 告白その2:真面目な青春時代
「102号室」と鍵を渡されましたが、私は緊張して言葉が出ず、カチャと音がして、ドアを開けると、小さな応接セットがあり、奥に大きなダブルベッドが、急いで中に入り、ドアを閉めると、エアコンの音しか聞こえない、本当に二人だけの世界でした。

情けないのですが、私は足がすくん、恵美ちゃんは経験者だったようで、「こっち」と手を引いてもらって、ベッドに倒れ込みました。そして、チュッ、チュッ、チュッ……

こうなれば、男です。ブラウスの裾から中に手を入れて、おっぱいを揉んで、恵美ちゃんは「あ、あああ……」なんて。夢中で服を剥ぎ取り、最後にパンティを引き下ろすと、白い股間に真っ黒な陰毛が。いろいろ弄くって、濡れているアソコにペニスをグッと入れて、「あ、あ、椿君、あ、あああ……」って声、今でも耳に残っています。

しかし、東京と和歌山では、会うのもままならず、恵美ちゃんとは、それっきりでしたが、その代わりというか、何というか、翌年の4月、同じサークルに入ってきた、「ミキ」という1年生の女の子と付き合い始めました。

最初が「山」だったということだったというのか、バカの一つ覚えでしょう。この子と最初のデートも高尾山で、手を繋ぎ、肩を寄せ合って山道を歩き、午後3時を過ぎ、日が傾いてきた時、他のハイカーたちは下りのケーブルカー乗り場に向かっていましたが、私は脇道に入り、「ど、どこに行くの?」とミキは言いましたが、「いいから」と強引に木陰に引き寄せ、キス。彼女は「あ、いや……」なんて小さな声を出しましたが、そのまま唇を合わせたまま、抱き締めました。

きっと他人に見られていたと思いますが、そんなことに気を回す余裕はありません。でも、セックスまでは以外と時間がかかり、それは前期試験が終わって、茨城県に海水浴に出掛けた帰りでした。

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