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寝取られ妻
第4章 再び
矢野は久美子の唇を奪っていた。

「んんっ・・むっ・・んんっ・・」

舌を伸ばしてきた矢野を久美子は歯を食いしばって拒むのだった。

それは儚い抵抗だったが、ここで矢野のペースに引き込まれたら、なし崩し的にまた抱かれてしまうであろう自分を予感したのだ。  

矢野が久美子の胸を揉んできた。
 
服の上からではあったが、久美子の体はあの日の事を覚えていた。

(ダメ・・ここで負けたら・・)
 
久美子は力を振り絞って矢野の腕から逃げようとする。

だが、矢野はそうさせなかった。  

強引なキスをしながら、矢野は久美子の全身を弄っていた。

「離して・・!でないと・・」

久美子は本領を発揮する事を厭わないつもりだった。

接近戦でも使える技はいくらでもある。

「おー、怖い怖い!俺を空手の技でやっつけるつもりかい?」

矢野は、一旦、久美子を自由にするといきなり立ち上がり、ズボンを脱ぎ出したのだった。

ブリーフも脱ぎ捨てた矢野の股間からは、まるで凶器のように久美子を威嚇する巨大な男性自身が現れたのだった。

慌てて視線を逸らす久美子。

「そっちが空手で来るなら、俺も人一倍自信のあるこれで対抗するぜ!」

そう宣言しながら、矢野が久美子に近寄っていく。  

そして久美子の頭を掴むと自分の方に向け、いきり立っている自分自身を久美子の口に含ませようとするのだ。

久美子は顔を捻ってそれを拒むのだったが、矢野の執拗な試みに負け、ついにそれを口に含んだのだった。

「うう・・うっ・・うう・・」  

あまりにも巨大な男性自身を全て口に収める事は無理だった。

久美子は顎が外れてしまいそうな恐怖と窒息してしまいそうな不安に怯えながら、必死に矢野を頬張っていた。

『友人の愛妻を寝取る・・』

これ以上ない痛快さと自己満足、そして征服欲が矢野を駆り立てるのだった。

「う・・んんっ・・うっ・・うう・・」

久美子は顎が外れてしまいそうな位に大きく口を開けて矢野を懸命に頬張りながら、彼を自失させようと思っていた。

ここで射精させてしまえば、彼の欲望も収まるだろうと考えたのだった。

口でなら・・久美子の罪悪感も少なくて済む筈だった。

(早くイッて・・!)

久美子は懸命に顔を前後させながら、矢野を追い込もうとするのだった。

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