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神戸国際投資顧問会社秘話~”オフィスメイド”というご奉仕の形
第5章 オフィスメイド 関口 美穂

久松は、スタディールームのデスクに座ったまま、美穂から報告書類を受け取り、最後のページにだけ目を通すと、脇に立ったまま控えていた美穂に、優しく声を掛けた。 「わざわざ届けてもらって、有り難う。メール添付で済みそうなものだけど、セキュリティ・トラブルでデータ漏れとかも心配なんでね。昔ながらのやり方をしてもらっているんだ・・・。それに、メールでは美穂さんは添付できないからなあ。」
久松は、そう言って笑うと、言葉を続けた。 「昨日、土井社長にオフィスメイドのお願いしたら、美穂さんにお相手をしてもらえるというのでね、楽しみにしていたんだよ。まずは、夕食にしよう。リビングのテーブルにメニューがあるから、ルームサービスで、好きなものを頼みなさい。遠慮はいらないから。」
美穂が、両手を腰前に揃えて、丁寧にお辞儀をしてから、 「有り難うございます。お言葉に甘えて、ご一緒させていただきます。久松様は、いつものように、ドイツのソーセージとワインをメインに、あとはお任せで、ということでよろしいですか。」 と問うと、久松は頬を緩めながら、 「そうしてもらって。」 と、うなづいた。 美穂は、レストランの係に電話して、自分には、ビエナ・シュニッツェルと、あとは久松へのお任せ料理を、少しだけ増量してもらうように頼んでから、リビングのソファーに移ってくつろぐ久松の脇で、床に膝をついて控えた。
久松は、そう言って笑うと、言葉を続けた。 「昨日、土井社長にオフィスメイドのお願いしたら、美穂さんにお相手をしてもらえるというのでね、楽しみにしていたんだよ。まずは、夕食にしよう。リビングのテーブルにメニューがあるから、ルームサービスで、好きなものを頼みなさい。遠慮はいらないから。」
美穂が、両手を腰前に揃えて、丁寧にお辞儀をしてから、 「有り難うございます。お言葉に甘えて、ご一緒させていただきます。久松様は、いつものように、ドイツのソーセージとワインをメインに、あとはお任せで、ということでよろしいですか。」 と問うと、久松は頬を緩めながら、 「そうしてもらって。」 と、うなづいた。 美穂は、レストランの係に電話して、自分には、ビエナ・シュニッツェルと、あとは久松へのお任せ料理を、少しだけ増量してもらうように頼んでから、リビングのソファーに移ってくつろぐ久松の脇で、床に膝をついて控えた。

