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神戸国際投資顧問会社秘話~”オフィスメイド”というご奉仕の形
第5章 オフィスメイド 関口 美穂

「厨房が込んでいて、3、40分頂戴します、とのことでした。」 と美穂が伝えると、久松は、美穂に手を差し伸べ、 「こちらに来なさい。」 と言って、美穂を腰の上に横座りにさせ、ウエストに両腕を回して抱いた。そして、美穂が、制服のタイトなミニスカートの裾を気にしてうつむくと、そのアゴに手を当てて顔を上げ、優しく唇を重ねた。美穂は、じっと目を閉じていたが、やがて唇が離れると、大きく息を吐いて、頭を久松の肩に載せた。
しばらくして、久松が、梅雨空に暮れていく港を眺めなら、独り言のように、ゆっくり話し始めた。 「美穂さんに初めてお相手をお願いしたのは、もう4年も前になるなあ・・・。家内を亡くして、寂しい気持ちのまま、それでも、少しは気晴らしでもと、随分と自分勝手な考えで、土井さんにオフィスメイドのお願いをしたんだ・・・。今にして思うんだけど、あの時、土井さんは、僕の心情を察して、思いやり深くて、人の気持ちに優しく寄り添えるような、そんな娘(こ)だと、美穂さんのことを見抜いていて、お相手に選んでくれたんじゃないかなあ・・・。」 久松は、さらに言葉を続けた。
しばらくして、久松が、梅雨空に暮れていく港を眺めなら、独り言のように、ゆっくり話し始めた。 「美穂さんに初めてお相手をお願いしたのは、もう4年も前になるなあ・・・。家内を亡くして、寂しい気持ちのまま、それでも、少しは気晴らしでもと、随分と自分勝手な考えで、土井さんにオフィスメイドのお願いをしたんだ・・・。今にして思うんだけど、あの時、土井さんは、僕の心情を察して、思いやり深くて、人の気持ちに優しく寄り添えるような、そんな娘(こ)だと、美穂さんのことを見抜いていて、お相手に選んでくれたんじゃないかなあ・・・。」 久松は、さらに言葉を続けた。

