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神戸国際投資顧問会社秘話~”オフィスメイド”というご奉仕の形
第5章 オフィスメイド 関口 美穂

美穂は、ポットのコーヒーをカップに入れて、久松に差し出しながら、 「いいお話ですね。女性としては、憧れのシーンかも。」 と言って、微笑んだ。久松は、コーヒーカップを両手で包みながら、美穂に、 「突然だけど、今から大事な話をしたいんだ。」 と言った。 美穂の顔から微笑が消え、うつむき加減になった。
「美穂さん。さっきソファーでお話したように、美穂さんは僕にとって、とても大切な人で、これからは、ずっと一緒に居たいんだ。僕との結婚を考えてくれませんか。」
美穂は、無言のまま下を向いていたが、やがて、膝に載せた手に涙の雫が落ち始め、ついには、両手で顔を覆って嗚咽した。久松は、その様子を、黙ったまま、優しい目で見つめていた。しばらくして、やっと、美穂が涙声で、途切れ途切れに話し始めた。
「美穂さん。さっきソファーでお話したように、美穂さんは僕にとって、とても大切な人で、これからは、ずっと一緒に居たいんだ。僕との結婚を考えてくれませんか。」
美穂は、無言のまま下を向いていたが、やがて、膝に載せた手に涙の雫が落ち始め、ついには、両手で顔を覆って嗚咽した。久松は、その様子を、黙ったまま、優しい目で見つめていた。しばらくして、やっと、美穂が涙声で、途切れ途切れに話し始めた。

