この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
神戸国際投資顧問会社秘話~”オフィスメイド”というご奉仕の形
第1章 土井社長 ~ 神戸国際投資顧問会社の秘密

「土井です。西島さん、この度はお父様のこと、ご愁傷様です。とにかく急なことで驚きました。今時に享年75歳というのは早過ぎるかと、本当に残念です。」
「先日は、お忙しい中を葬儀にお越しいただき、有り難うございました。本人も、普段から健康には留意して検診も欠かさなかったのですが、とにかく病状の進みが速くて、気付いてからほんの数ヶ月の闘病でした。」
「それでも、家業の方を、ヨーロッパの沢山の高級ブランドの総代理店に発展させて、息子さんを立派な後継ぎに育てられたのが、ご本人にとって、せめてもの慰めだったのではないでしょうか。新しいご当主、社長としてのご活躍に期待していますよ。まあお掛けになって下さい。」
部屋には、手前に8人掛けの重厚な会議テーブル、奥に黒革張りの長ソファーがローテーブルを挟んで2つ配され、さらにその奥にドアが2つある。由紀は、その一つを開け、中のキッチンに用意してあった冷えた麦茶とおしぼりを運んで、ローテーブルの脇に膝をついて給仕した。
「先日は、お忙しい中を葬儀にお越しいただき、有り難うございました。本人も、普段から健康には留意して検診も欠かさなかったのですが、とにかく病状の進みが速くて、気付いてからほんの数ヶ月の闘病でした。」
「それでも、家業の方を、ヨーロッパの沢山の高級ブランドの総代理店に発展させて、息子さんを立派な後継ぎに育てられたのが、ご本人にとって、せめてもの慰めだったのではないでしょうか。新しいご当主、社長としてのご活躍に期待していますよ。まあお掛けになって下さい。」
部屋には、手前に8人掛けの重厚な会議テーブル、奥に黒革張りの長ソファーがローテーブルを挟んで2つ配され、さらにその奥にドアが2つある。由紀は、その一つを開け、中のキッチンに用意してあった冷えた麦茶とおしぼりを運んで、ローテーブルの脇に膝をついて給仕した。

