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神戸国際投資顧問会社秘話~”オフィスメイド”というご奉仕の形
第3章 オフィスメイド 森本 沙織

池田が、 「いろいろと助言を有り難う。その案で、来週ダブリンに出向いて交渉してくるよ。」 と答えるのを聞くと、土井のそばに座って、打合せ内容をメモしていた森本沙織は、立ち上がって部屋奥のドアを開け、中のミニキッチンで冷たい麦茶の準備を始めた。少しカールさせたミディアムボブの髪先が肩にさらりと流れ、清楚な白シャツと紺のタイトなスカートの制服が、長身ですらりとしたスタイルを際立たせた。
池田は、その沙織を見ながら、言葉を続けた。 「ところでね、土井さん。僕も馬や牧場のことだけなら、長年の経験もあって通訳なしで何とかなるんだけど、今回は、会社の財務や税務にも詳しい通訳をと思ってね。10日間ほどの出張になるけど、沙織ちゃんをお借りできないだろうか。」
「そういうことでしたら、是非、お連れ下さい。彼女にとっても、良い経験になりますからね。」
「有り難い。それじゃあ、一緒してもらえるということなんで、その間、時々はオフィスメイドの方のお願いもさせてもらっていいかな。」 と、池田がやや照れくさそう尋ねると、土井は、ちょうど麦茶を卓上に出そうとしてしている沙織の顔を見ながら、微笑んで頷いた。そのやり取りを聞いていた沙織は、 「ご出張のお役に立てるよう、精一杯頑張りますので、よろしくお願いします。」 と言って、少し頬を赤らめながら、深くお辞儀をした。
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池田は、その沙織を見ながら、言葉を続けた。 「ところでね、土井さん。僕も馬や牧場のことだけなら、長年の経験もあって通訳なしで何とかなるんだけど、今回は、会社の財務や税務にも詳しい通訳をと思ってね。10日間ほどの出張になるけど、沙織ちゃんをお借りできないだろうか。」
「そういうことでしたら、是非、お連れ下さい。彼女にとっても、良い経験になりますからね。」
「有り難い。それじゃあ、一緒してもらえるということなんで、その間、時々はオフィスメイドの方のお願いもさせてもらっていいかな。」 と、池田がやや照れくさそう尋ねると、土井は、ちょうど麦茶を卓上に出そうとしてしている沙織の顔を見ながら、微笑んで頷いた。そのやり取りを聞いていた沙織は、 「ご出張のお役に立てるよう、精一杯頑張りますので、よろしくお願いします。」 と言って、少し頬を赤らめながら、深くお辞儀をした。
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