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神戸国際投資顧問会社秘話~”オフィスメイド”というご奉仕の形
第3章 オフィスメイド 森本 沙織
 池田は、ブランチになってしまった朝食をとりながら、沙織に 「2日間は、留学時代の友人らと会って、夜も食事やお酒を一緒することになると思うんだ。エスコート出来なくて、すまないけど、何か気に入るものがあれば、これを使いなさい。」 と言って、クレジットカードを渡した。

 沙織は、午後から、旧市街のブティックを回り、キルトスカートを2着ほど買った。19世紀に出来たというガラスアーケードのあるショッピングモールのオープンカフェで、早めの夕食をとってホテルに戻ると、マックウェル卿の母親から、綺麗に包装されたギフトボックスが届けられていた。中には、伝統的なケルト模様が編みこまれたアランセーターと、手紙が入っており、<もう一度会いたいので、明日午後に、ティータイムに招待したい>とのことだった。連絡先として書かれた執事に電話し、<喜んでお伺いする>と伝えると、3時にホテルまで迎えに来てくれることになった。
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