この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
繋がり
第3章 消えない過去

「初めて会ったときから…俺らは兄妹になっただろ?」
「そうだったね…」
私は蒼の隣で微笑む
「……いつからだったかな…お前をずっと見ていたくなったのは…」
「………え?」
なんて、言ったの?
私は首をかしげる
「……いつからだったんだろうな…藍を妹じゃなくて、女として見始めたのは」
「蒼?」
「……ずっと、前からだよ……ずっと出会ったときから…」
蒼の黒い髪が揺れる
私をみつめるキレイな顔
全てから目が離せない
「………藍、お前のことが……好きだよ」

