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繋がり
第4章 熱


「謝らないでよ……蒼……わたし、すごい嬉しかったんだよ…今までで一番幸せだって思えるぐらい、嬉しかった」

優しく笑う藍

「……私だって、ずっと隠してきた…他の人好きになろうと思ったけど、ダメだった……それぐらい、ずっと蒼が好きだったんだよ?」
「……藍」
「だから………謝らないで?………蒼」

確かめるように俺の名前を呼ぶ

あぁ。
そうだ。

俺はこの愛しくて仕方ない

妹であり

恋人である

この子を
この人を

守っていくんだ…


世界を敵に回しても
周りに非難されようとも

俺は藍を想い続ける


「あぁ……約束する。もう、謝らない」
「うん…」

俺はゆっくり藍に顔を近づける
藍も分かったのか目を閉じる

「っ」

唇を重ねて
藍のぬくもりを感じる

少し深く重ねて、1度唇を離しもう一度口づける

「ふっ……ん」

藍の甘い声が響く

「……藍……」


抱き締めて、息をはく


「………はぁーーーー」
「え、なに?」
「……我慢できなくなりそう…」
「なっ」

藍が顔を赤くしてソファから降りようとする

「ばーか。我慢するよ、たぶん」
「………たぶん…」



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