この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
繋がり
第4章 熱
「……お前の嫌がることはしない」
「…………わかんない…」
「ばか。しねぇから」
俺は藍をようやく解放する
藍はしばらくソファに座って、俺を見つめてた
「ん?」
「……ううん。なんでもないよ!お昼、なにがいい?」
「……なんでもいい。藍の作ったものなら」
「じゃあ、オムライスかな」
「おう」
藍はキッチンに向かう
嫌がることは、しない。
約束できるかな。
いや、藍が怖がることはしたくない。
だから、絶対しない
だけど
もし、藍が大丈夫だと言ったら
俺はもう止まらないかもしれない
「………はぁ」
また1人ため息をつく
ほんと、男ってアホだな…
“気を付けろよ”
龍樹の言葉が浮かぶ
「………やべぇな」
小さく呟いた。
1週間の二人きりの生活が始まった