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夢見る夢子
第2章 松岡尚子の体

しかし、残念なことに
いくら自分が念じても思うように離脱が出来ない。

コツでもあるのかしら…

どうすれば離脱するのか考え抜いた挙げ句
いつもは離脱する前には
猛烈な眠気がやって来ることにゆきついた。

その機会は唐突にやってきた。

6時限めの社会の授業だ。

担当の教師はモゴモゴと口ごもり、
何を喋っているのか不明瞭で
クラスメ-トのほとんどは
こっくりこっくりと舟を漕いで居眠りをしている。

夢子も他の学友と同じように睡魔に襲われた。

たちまちガクンっと体に電流が流れて
夢子の意識はクラスの天井に張り付いていた。

「来た!!」

さあ、誰に憑依してやろうかしら…

夢子の意識はクラスの天井から
クラスメートたちを眺めた。

『あ、そうだわ…
今日って生徒会のある日じゃない!
ならば松岡さんに憑依して
憧れの吉住くんと放課後を過ごそう』

夢子の意識は松岡さんに近づき
少しずつその体に侵食していった。

次の瞬間、ハッっと夢子は目が覚めた。
だが、いつもの席とは教壇の先生を見る角度が違う

ソッと周りを見渡すと
その席は紛れもなく松岡さんの席で
ノートの表紙に書かれている氏名を見て
夢子は松岡さんに憑依出来たのだと知った。


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