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夢見る夢子
第3章 母、芙美子

父の寝室のドアの前に立つと
部屋の中からは微かな寝息が聞こえてきた。

『勃つかしら…
中高年ってその気があっても勃起しないなんて事をよく聞くわ…』

それに父がセックスに対して
ものすごく淡白だったらどうしよう…
変に誘うと逆効果だったりして…

いざ、寝室のドアノブに手をかけると
迷いが出てきた。

『ダメよ!夢子、迷いは禁物よ
ヤると決めたからには実行あるのみよ!』

夢子は思いきって寝室のドアノブを回した。

静かだった父の寝息は
いつの間にか大イビキに変わっていた。

夢子に憑依された芙美子は
静かに夫の足元からベッドの中に潜り始めた。

ムアッと中年のおっさん臭い体臭が
一気に芙美子の鼻腔に襲いかかってくる。
けれども不快ではない。
むしろ香(かぐわ)しい芳香とさえ思えた。

パジャマのズボンとトランクスを同時に膝までずり下げた。
ダラリとした男性シンボルが目に飛び込んでくる。

『あら、パパって意外と大きな道具を持っているじゃない』

フニャちんを握って
勃起のポジションに持ち上げると
ソレは情けなくクタクタになってダラリとしたままだった。

「立たせてあげるわね」

芙美子の体を借りているものの
心は夢子なので
これが人生最初のフェラになろうとしていた。

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