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夢見る夢子
第3章 母、芙美子
チロリ…
夢子は舌を伸ばして
亀頭の割れ目を舐めあげた。
ちょっぴりしょっぱい味が口の中に広がった。
けれども全然不快じゃない。
ベッドに潜り込んで体臭を嗅いだ時もそうだったが
体は母の芙美子のものなので
芙美子がそれを不快と思っていない証拠だった。
イチモツに心地よい感覚がする…
夢子の父である章太郎は
その心地よさに眠りが浅くなってきた。
眠りが浅いと夢を見る。
今、章太郎は芙美子と
付き合い始めた頃の夢を見ていた。
あれは大学の四回生の頃か…
訪問した会社からの内定をもらったことを
付き合っていた五歳年下の芙美子に報告した。
「おめでとうございます
何かお祝いしてあげたいなあ…」
屈託のない笑顔で芙美子はそう言った。
「じゃあ、お祝いしてもらおうかな」
「何がいい?
私にできることなら叶えてあげるわ」
「そうだなあ…
じゃあ、フェラチオしてもらおうかな」
「えっ?」
付き合って3ヶ月…
すでに肉体関係にはなっていたが
ペニスには抵抗があるようで
おしゃぶりはもちろん、ソレを握ってもくれない。
芙美子は性に対しては奥手なのだろう。
マグロ女とまではいかないまでも
セックスに関しては徹底的に受け身の女だった。