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夢見る夢子
第3章 母、芙美子
「お祝い…
出来ることなら何でもしてくれるんだろ?」
芙美子は章太郎がフェラチオを
お祝いに求めてくるなんて思ってもみなかった。
高校生の自分なのだから
せめてネクタイや
手料理のご馳走などを想像していた。
「ホントにそれを望んでる?
冗談ではなくて?」
「もちろんマジで言ってるよ」
そう言って章太郎は芙美子をラブホテルに誘った。
部屋に入るなり
章太郎はいきなり衣服を脱ぎ始めた。
部屋は煌々と明るい。
「ねえ…せめて灯りは消してよ」
「ダメだよ
芙美子が俺のチンチンをしゃぶるのを
この目に焼き付けたいんだから」
ほら、お前も早く服を脱げよと
興奮しているのか章太郎の声が震えていた。
脱げと言われても
こんなにもムードがないとその気になれない。
「仕方ないなあ…
ほら、俺が脱がしてやるよ」
全裸の章太郎が芙美子に近づいてくる。
股間のモノは半勃起というのだろうか
柔らかい肉質を残したまま
少しだけ起き上がってきている。
「いやん…近寄らないで…」
芙美子の本音だった。
いつもセックスは章太郎の下宿の部屋で
カーテンをしっかり閉めて
薄暗い部屋でしかしたことがない。
こんなにも明るい室内で
素っ裸の男の体をまともに見るのが
初めてだったからだ。