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夢見る夢子
第4章 男の体

ローソファーなので
ミニスカートを履いている真紀子の
ショーツの股間が谷本先生からは丸見えだった。

『真紀子、あんたそれじゃ
先生を誘惑しているもんじゃない!』

急いで真紀子の意識に飛び込んで
コントロールしてあげなきゃ

夢子の意識はゆっくりと
真紀子の意識に侵蝕するために
天井から降りはじめた。


「先生、テレビつけてもいいでしょ?」

真紀子はテーブルの上に置いてある
リモコンを手に取るとスイッチを入れた。

「あ…!そのリモコンは…」

テレビのリモコンだと思って真紀子は手にしたが
実はDVDデッキのリモコンだったのだ。

DVDとテレビはリンクされているのか
テレビのスイッチが入ると同時に
セットされているDVDが再生された。

テレビ画面には学園モノのアダルトが再生された。

「ち、違うんだ!それは違うんだ!!」

慌てて真紀子の手からリモコンを奪おうと
立ち上がった谷本先生に真紀子の意識に
飛び込もうとしていた夢子がぶつかってしまい
偶然にも先生の意識の中に
夢子は飛び込んでしまった。

先生の意識に入って
今までとは違う感覚に夢子は驚いた。

級友の松岡尚子に飛び込んだ時も
母の芙美子に飛び込んだ時も
侵蝕すると共に本人の意識を
心の片隅に追いやる事が出来たのに
谷本先生の意識は頑として夢子の意識を跳ね返し
今までとは逆に谷本先生の意識を
片隅に追いやる事が出来なかった。

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