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夢見る夢子
第5章 母の友人絵美子

ついさっきまでは
お互いに大きな声で笑いあって
楽しい雰囲気だったのに…

夢子としても
絵美子さんが泣いていた理由を知りたくて
ついついリビングのドアの前で
いけないと思いながらも立ち聞きをしてしまった。

話の途中からなので
要領を得にくかったが
それでも大体の内容は理解した。

どうやら絵美子さんのご主人が
浮気しちゃったようなのだ。

夫婦喧嘩は犬も食わないと言うけれど
これが女同士だと少々意味合いが変わってくる。

真剣に相談に乗っているフリして
実は話の内容に興味津々なのだ。

「まあ!」とか「あらあら…」などと
話の相打ちはするけれど
だからと言って「こうしたらいい」とか
アドバイス的な事は決して言わない。

多分、絵美子さんだって
アドバイスを貰いに来たわけではないのだろう。

『離婚』というワードが出た時から
絵美子さんには明確な答えがあり、
新たな一歩を踏み出すために
話を聞いてもらって今日に至るまでのストレスを
発散させたいだけなのだ。

散々ご主人の悪口をいい終えると
スッキリした表情で絵美子さんは帰っていった。

「夢子、ごめんねえ…
せっかくケーキを用意してくれたのにね
もったいないから二人で食べよ」

客人が帰ったリビングで
夢子は母の芙美子と二人で
ケーキを美味しくいただいた。

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