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夢見る夢子
第6章 ナース 彩佳

ドアを開けて飛び込んできたのは
外科医の北見医師だった。

長時間に渡ってトイレが使用中になっていたので
不審に思っているところへ
中からいかがわしい声が漏れ聞こえてきたので
何事かとドアを開いたのだった。

北見医師の目に飛び込んできたのは
尻を丸出しにして
患者さんに手を股間に突っ込まれている
看護士のはしたない姿だった。
誰かに見られてはマズイ!
北見先生はトイレに飛び込んで
慌ててドアを閉めた。

「君たち!何をしているんだ!」

「あっ!こりゃ北見先生…どうもすいません」

大久保さんは慌てて手を
彩佳の股間から引き抜いた。

「大久保さん!
そんなに元気なら
今すぐにでも退院してもらいますよ!」
そうしたら膝の手術の日程が、
また伸びてしまいますよと
大久保さんのスケベ心に釘を刺すように言った。

「いえね、この看護士さんが
触ってくれとおねだりするものだから…」

「そんな!」

彩佳は否定しようとしたが
ショーツを降ろして尻を丸出しにしているのだから
反論の余地はなかった。

「早く衣服を整えて業務に戻りなさい
大久保さんの面倒は僕が見ておくから」

北見医師にそう言われて
そそくさとショーツとズボンを上げて
彩佳はトイレを飛び出した。




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