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夢見る夢子
第6章 ナース 彩佳
やがて北見先生は彩佳の背に腕を回して
ブラジャーのホックが外された。
暗闇に慣れてきた中で、
彩佳は胸に顔を埋める北見先生を見つめた。
「やっ、そんな」
「ん?」
「先生…おっぱい、ばっかり」
「名前」
「修也さん、おっぱいばっかり弄らないで」
舌や手の動き…
愛しい…
乳首が喜んでピンピンになっている。
翻弄されるばかりだ。
でも…おっぱいだけじゃイヤ…
「だって、嬉しくてしょうがないよ。
どんなに採血の時に指を伸ばして
服の上からツンツンと触れる奴がいても、
彩佳のおっぱいを今こうしてるのは、
俺だけだって思うと」
「修也さん、ひょっとして」
「ん?」
「患者さんにヤキモチ?」
「そうだよ」と言って
にんまりと笑った北見先生が、
今度は彩佳に見せつけるように
乳首に舌を這わせた。
「んんっ…」
「ずっとこうしたかった」
ふと、それまで遠い人だと感じていたドクターが、
急に近い存在に思えた。
先生も普通の人みたいに、
嫉妬したり、エッチなことに興味を持ったり、
人を好きになったりするんだって。
「大丈夫ですよ」
乳首を舐める北見先生を見下ろしながら
彩佳は言った。
「ん?」
どういう意味だとばかりに
一瞬、北見先生の舌の動きも手の動きも止まる。
右胸に置かれて揉んでいる北見先生の手に、
彩佳は自分の手を重ねた。
この気持ちが伝わるように、
しっかりと北見先生の瞳をまっすぐと見つめて。
「こんなこと、修也さんとしかしませんから」
そう告げると、北見先生は嬉しそうに笑った。