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自慢の母親
第4章 疑惑
そんなある日。
健介は急に腹痛を起こし、学校を早退したのだった。
ただこの時間に帰っても誰もいなかった。
ゆかりが帰ってくるのは早くても4時過ぎだったから、まだ先の事だった。
健介は薬箱から腹痛の薬を取り出して水で服用した。
起きていても腹痛が辛いだけだから、とりあえず自分のベッドで横になった。
するといつの間にか寝てしまったのだった。
ふと時計を見ると4時半だった。
(母さん、そろそろ帰ってきてるかもな)
健介はゆっくり階段を降りていったのだった。
リビングにもキッチンにもゆかりの姿はなかった。
その時、寝室の方から声が聞こえて来た。
健介はゆかりがいるのかと思い、寝室へ向かうのだった。
すると、中から明らかにゆかりの声がするのだった。
更に近付いて、耳を澄ませてみると・・
「ああ、戸田君・・あっ、ダメ・・ああ・・嫌・・」
その悩ましい声はゆかりのものだった。
(今、確か・・戸田君・・と?)
健介はドキッと胸を高鳴らせた。
「ああ・・ああ・・ダメ・・あ、私・・イッちゃう!」
聞いた事のない母親の声だった。
「ああっ・・ダメぇ、戸田君、私・・イク・・!」
ゆかりは何度も戸田の名を呼びながら、自分で慰めていたのだった。
ゆかりががっくりと力尽きたように顔を伏せたのを見計らって健介は寝室に踏み込んだのだった。
健介は急に腹痛を起こし、学校を早退したのだった。
ただこの時間に帰っても誰もいなかった。
ゆかりが帰ってくるのは早くても4時過ぎだったから、まだ先の事だった。
健介は薬箱から腹痛の薬を取り出して水で服用した。
起きていても腹痛が辛いだけだから、とりあえず自分のベッドで横になった。
するといつの間にか寝てしまったのだった。
ふと時計を見ると4時半だった。
(母さん、そろそろ帰ってきてるかもな)
健介はゆっくり階段を降りていったのだった。
リビングにもキッチンにもゆかりの姿はなかった。
その時、寝室の方から声が聞こえて来た。
健介はゆかりがいるのかと思い、寝室へ向かうのだった。
すると、中から明らかにゆかりの声がするのだった。
更に近付いて、耳を澄ませてみると・・
「ああ、戸田君・・あっ、ダメ・・ああ・・嫌・・」
その悩ましい声はゆかりのものだった。
(今、確か・・戸田君・・と?)
健介はドキッと胸を高鳴らせた。
「ああ・・ああ・・ダメ・・あ、私・・イッちゃう!」
聞いた事のない母親の声だった。
「ああっ・・ダメぇ、戸田君、私・・イク・・!」
ゆかりは何度も戸田の名を呼びながら、自分で慰めていたのだった。
ゆかりががっくりと力尽きたように顔を伏せたのを見計らって健介は寝室に踏み込んだのだった。