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I‘m yours forever
第5章 美月は何も知らなかった 後編
「離婚は考えておりません。ただ....黎一さんが不貞行為を働いたり、暴言や暴力を振るってきた場合は、また違うかもしれませんが....。」
「私がそんな愚行に走る人間だと思っているのか?」
「いえ、微塵も思っていませんが、離婚という状況に発展するとしたら、やはり夫婦関係の破綻ですので、その...一例として....」
「お前が愛想尽かす可能性もあるだろう。その場合はどうするんだ?」
「黎一さんが悩んでいる独占欲や執着に嫌気が差して離婚という事ですか?それこそ無いですよ。」
「何故だ?」
「常に努力を怠らない貴方の姿が好きだなと改めて思ったので。」
「努力?特に何もしていないが。」
「私が息苦しさを感じないようにする為、並々ならぬ執着や独占欲がありながらも、それを感じさせない夫を演じたりとか、そういった行為です。立派な努力じゃないですか。」
「結果的にそれが私の利益に繋がる為、習慣化したまでの事だったが、努力だったのか?些か異なる気もするが、お前の評価に値するものなら、善行か。」
「...............。と、とにかく私は貴方と離れる気は無いですから。ご理解いただけましたか?」
「私の質問には答えていないだろう?」
「だ、だって黎一さんと離婚する気が皆無なので、正直に言って全く想像が出来ないんです💦黎一さんだってそうでしょう?」