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I‘m yours forever
第6章 どの道、美月は愛される
「俺がそう簡単にお前を外に出すわけがないだろう?衆人環視の中、お前とのセックスを本気で公開すると思ったのか?馬鹿が。」
途端に冷淡な声から猫撫で声に声色を変化させたご主人様に罵られてゾッとした。意図的かつプレイの一環だと分かっていても、腕に鳥肌が立つのを感じた。
「はぁ....ハァ....ハァ....ご、ごめんなさい、じょ、冗談とは思えない演技だったので、ホッとしました。」
「間抜けが。少し考えれば誰だって分かるさ。まあいい。非常に生優しい罰だが、お前から言葉を奪わせてもらおう。」
「こ、言葉、ですか?」
「そうだ。ただし、ニャアと鳴き声を上げる事のみ許可を出そう。お前は私の可愛い飼い猫だからなぁ。私の気が済むまで、原則言葉を喋る事を禁ずる。逆らった場合は強制的に口枷を嵌めてもらう。」
「か、かしこまりました。ご、ご主人様の気が済むまで、私は言葉を喋らず、ご主人様を癒せる猫になりきるつもりです。」
私がそう言い切ると、ご主人様は自らの人差し指を私のレザーチョーカーに引っ掛けた。
「その言葉、忘れるなよ。美月。」
首を締め付けられて一瞬、圧迫感を感じた。その後室内に響き渡った、チャリンという鈴の音はご主人様との新たな関係性の合図のように聞こえたのだった。