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I‘m yours forever
第5章 美月は何も知らなかった 後編
「良かったぜ安心した。アイツも少しは学習したのか。あ、貢ぎ癖は?治ったか?」
「....................あ、有ります。でも止めてほしいし自分で買えますって言ってるので、いつか止めてくれると思うんですけど、本能に近い癖とも言ってて....。」
「ハァー😩まだ治ってねえのかよ。いい加減治せよ、アイツ。」
「彼、大学時代も貢ぎ癖あったんですか?」
「あったぜ。見るからに金目当ての派手な女にまで、貢いでたのを偶然目撃した事があるからな。付き合った女全員に貢いだかどうかは不明だが、惚れ込んだら惜しみなく金を出してたんだろうな。馬鹿だよ本当。」
「そう...ですか...その派手な女性とも、多分、上手くは行かなかったんですよね?」
「そりゃあそうだよ。男を金づるにするような女だぜ?目撃したのは下校時だ。黎一の腕に自分の腕絡ませて、媚びた声で奴の事をしきりに褒めちぎっていたんだ。金髪ロングでモデル体型の美人だった。服もバッグもブランド物で固めてさ、いやらしいだろう?んで通行人には絶対聞こえねえ音量でその女、黎一に耳打ちしてたんだ。そしたらアイツ、鞄から包装された白箱取り出してきてよ。セリーヌって書いてあったと思うが、中身は多分ブランド物のアクセサリーだったんだろうな。それを黎一が渡した瞬間、目の色変えて喜びやがってさ。なんかもう....分かるだろう?性悪そうな女だって。」
「た、確かに....男を誑かすような危険な感じがしますね...」
「だろ?そういう状況をさ、2、3度見ちまってさ...お節介だとは思ったんだが、俺言ったんだよ。付き合うのやめろって。あの女はお前をただのATMとしか見てねえし、投資しなくなったら、あっという間に捨てられるぞってな。」
「西條さん、流石です!👏
それで...黎一さんは何と...?」
「何て言ったと思う?マジでビックリしたよ俺。」
「え?う、うーん...🤔「余計な口出しはするな」とか「お前に何が分かる?」とか。」