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第6章 真佐子の母

「ほらっ、どうだ！」

夫の責めがもたらす快感を否定するように、
佐智子は声を懸命に抑え、
首を小さく左右に振る。

夫が佐智子の両脚を抑えこむ。

膝裏を上から押すようにしながら、
夫は深々としたピストンを与えていく。
まだまだ終わらないぞ、
夫は持続力を誇示していた。

「佐智子…君は名器の持ち主だねえ」

「…！」

「ぎゅっと締め付けてくるよ、俺のチンポをね」

佐智子は夫の顔を見つめた。
その瞳は気持ち良さそうに潤んでいた。

「佐智子、きついよ…
そんなに締め付けちゃダメだよ」

夫が満足そうにそう言いながら、
腰のピッチを加速させていく。

両手を佐智子の顔の横に置き、激しく腰を振る。
パンっ、パンっ、と
二人の裸体が触れ合う音が部屋にこだまする。

佐智子が我慢しきれない様子で瞳を閉じる。
唇をぎゅっと噛み締め、
シーツをグシャグシャに握りしめる。
豊満な乳房の先端に、
ドングリのような黒い乳首が硬く隆起している。

夫の体に汗が吹き出し、
それが下にいる佐智子の裸体に滴り落ちる。

男の肉棒が往復する秘所のあたりにも、
漏れ出す佐智子の蜜が
いやらしく濡れ光っていた。