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ふぞろいのザクロたち
第1章 ミスコン
マダムのマッサージは巧みだ。
羽毛の先で撫でるような
ソフトタッチをしていたかと思えば、
無駄肉などない恵美里の肉を強引に
搾り出すほど力を込める。
その緩急つけた刺激は、
体のすべてを性感帯に変えてしまうようだ。
恵美里は、白い乳房を捏ね回されながら、
切ない声を上げつづけている。
「あああ、ああ…あっあ、ああぁぁ…!!」
恥ずかしいと思いながらも
甘い声を上げずにはいられない。
太腿を強張らせ、股間をもっと触って欲しいと
大股開きで身悶える。
マダムは最後の仕上げとばかりに
恵美里の足首を掴み、脹脛を押し潰し、
その圧のままに腿から
鼠径部を目指して手の平の付け根で擦りあげる。
「くああああああぁっ!!!」
恵美里の喉から、相手を誘うような声を
股間の刺激で発してしまっている。
だが、責められない。これが女の本能なのだから。
「はぁ~っ、はぁ~っ、あ~ぁっ…!!」
荒い息を吐く恵美里の身体を、
マダムが反転させる。
不意に体制を変えられた衝動で
恵美里の乳房が強く施術ベッドに押し付けられて
体がガクガクっとなった。
「あら、もう?
ボディのマッサージだけで逝っちゃったの?」
臀部の割れ目から覗く
女の秘裂を見つめながら、マダムが問いかける。
問われた恵美里は、両手で顔を隠しながら
まだ荒い息を吐き続けていた。